家庭でも使える料理の原価計算:公式・例題・無料テンプレ配布

家庭でも使える料理の原価計算:公式・例題・無料テンプレ配布タイトルイメージ 料理の上達
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家庭でも使える料理の原価計算:公式・例題・無料テンプレ配布

「自炊って結局いくらかかってるの?」と気になったとき、いちばん効くのが料理の原価計算です。とはいえ、飲食店レベルの細かい管理は家庭だと続きません。そこで本記事では、家庭で“続く形”へ落とし込みつつ、公式→手順→例題→コピペで使える無料テンプレまで一気にまとめます。

※本記事の「原価」は家庭向けに材料費(食材・調味料など)中心で計算します。光熱費・人件費は必要な場合のみ、最後に“おまけ”として扱います。

  1. 結論|家庭の料理 原価 計算は「合計÷食数」でOK
  2. 料理の原価計算「公式」まとめ(保存推奨)
    1. 基本公式(家庭版)
    2. 原価率(家でも使える考え方)
  3. やり方|家庭で回る“5ステップ”
    1. ステップ1|レシピを「材料リスト」にする
    2. ステップ2|購入価格から「単価」を作る
    3. ステップ3|使用量を入れて材料費を出す
    4. ステップ4|合計して「1人前(1食あたり)」に割る
    5. ステップ5|誤差が出やすい項目だけ“補正”する
  4. つまずきやすい論点|原価がブレる原因トップ5
    1. 原因1:可食部(歩留まり)を無視している
    2. 原因2:調味料をゼロ扱いにしている
    3. 原因3:米・麺の「乾→茹で後/炊飯後」を混同している
    4. 原因4:特売の値段に引っ張られている
    5. 原因5:残り食材(在庫)の扱いが曖昧
  5. 例題|料理 原価 計算の計算例(3問)
    1. 例題①:鶏の照り焼き(2人前)
    2. 例題②:野菜たっぷりカレー(6食分・作り置き)
    3. 例題③:朝食(卵かけご飯+味噌汁)1食
  6. 無料テンプレ配布|家庭用「料理 原価 計算シート」
    1. テンプレでできること(家庭向けの最小機能)
    2. 列または行(項目)テンプレ:この形にすると迷わない
    3. 数式(Sheets/Excel共通の考え方)
  7. 原価を下げる実践テク|我慢より“設計”
    1. 固定レパートリー化で、買う種類を減らす
    2. 食品ロスを減らすと、原価は一気に下がる
    3. 高くなりやすい料理は「別枠」で扱う
  8. 料理の原価計算FAQ(よくある質問)
    1. Q. 調味料は毎回きっちり計算するべき?
    2. Q. 料理の原価計算で特売品の単価はどう扱う?
    3. Q. 米の原価はどう出せばいい?
    4. Q. 光熱費も入れるべき?
  9. 参考リンク(一次情報・公式)
  10. まとめ|原価を見える化すると自炊がラクになる

結論|家庭の料理 原価 計算は「合計÷食数」でOK

まず結論から言うと、家庭の料理 原価 計算は難しくありません。基本は、使った食材の材料費を足して、何人前(何食分)かで割るだけです。さらに言えば、最初から完璧を狙うより、「ざっくり正確」を習慣化したほうが節約にも家計管理にも効きます。

最短の式

1人前原価 =(材料費の合計)÷(食数)

※材料費=肉・魚・野菜・主食・調味料など。家庭ではまずここだけで十分回ります。

そして、慣れてきたら「g単価」「ml単価」を作って精度を上げると、同じ献立でもどこでお金が増えているかがはっきり見えるようになります。

料理の原価計算「公式」まとめ(保存推奨)

ここは記事の中でも、いちばん“辞書的に使える”パートです。つまり、迷ったときはこの章だけ見返せばOK。家庭での料理 原価 計算に必要な公式を、用途別に整理します。

基本公式(家庭版)

まずは最重要の3つです。結局、原価計算は「単価を作る → 使用量を掛ける → 合計して割る」の繰り返しになります。

項目 公式 ポイント
単価(g単価) 購入価格 ÷ 内容量(g) 肉・野菜・米などに便利
単価(ml単価) 購入価格 ÷ 内容量(ml) しょうゆ・みりん・油などに便利
食材原価(材料費) 使用量 × 単価 最初は「目安量」でもOK
料理の原価(合計) 各食材原価の合計 調味料は“まとめ枠”でも回る
1人前原価 料理の原価 ÷ 食数 作り置きは「出来上がり食数」で割る

原価率(家でも使える考え方)

次に、ちょっと便利なのが「原価率」です。飲食店ほど厳密に使わなくても、家庭なら外食・コンビニとの比較に使うと効果が出ます。

原価率の式

原価率(%)= 原価 ÷(比較したい価格)× 100

例:自炊1食300円、同等の外食が900円なら、原価率=300÷900×100=33.3%

つまり、「高い・安い」の感覚がブレるときでも、数字にすると納得しやすくなります。

やり方|家庭で回る“5ステップ”

公式が分かっても、いざやろうとすると止まりがちです。そこでここからは、家庭の台所で続くように、最短の手順に落として説明します。さらに、途中で面倒になりやすいポイントも、先回りしてつぶします。

ステップ1|レシピを「材料リスト」にする

まずは、今日作る料理の材料を“並べる”だけでOKです。加えて、食材を主食/たんぱく質/野菜/調味料に分けると、見落としが減ります。

  • 主食:米、麺、パンなど
  • たんぱく質:肉、魚、卵、豆腐、缶詰など
  • 野菜:玉ねぎ、にんじん、きのこ、葉物など
  • 調味料:しょうゆ、みりん、油、砂糖、味噌など

ステップ2|購入価格から「単価」を作る

次に、単価を作ります。とはいえ、毎回ぜんぶ計算すると続きません。そこで、まずはよく使う食材だけ単価を作るのが現実的です。

  • 肉(鶏・豚)
  • 米(または麺)
  • よく使う野菜(玉ねぎ・にんじん・キャベツ等)
  • 調味料(しょうゆ・油・みりん)

コツ:特売で価格が動く食材は、最初は「だいたい単価」でOK。続けることのほうが価値があります。

ステップ3|使用量を入れて材料費を出す

ここで必要なのは「使用量」です。しかし、毎回きっちり測ると疲れます。そこで最初は、目安量で回して、慣れたら計量へ寄せるのがおすすめです。

  • 肉・魚:1人前100g前後(目安)
  • 米:1人前ごはん150g(茶碗1杯)を固定
  • 油:炒め物は小さじ1〜2、揚げ物は別枠で考える
  • 調味料:大さじ・小さじでざっくりでOK

ステップ4|合計して「1人前(1食あたり)」に割る

そして最後に合計し、食数で割ります。ここで重要なのが、作り置きや鍋、カレーなどは「出来上がり食数」で割ることです。なぜなら、材料が多い料理ほど、何食分になるかで1食あたりが変わるからです。

ステップ5|誤差が出やすい項目だけ“補正”する

原価計算がブレるのは、たいてい決まった項目です。したがって、全部を細かくするより、ブレやすいところだけ調整したほうが早いです。

  • 歩留まり:皮・芯・脂など(ざっくり10%控除など)
  • 油:炒め油・揚げ油(揚げ物は別枠がラク)
  • 調味料:少量の積み重ね(後で“調味料枠”で一括)

つまずきやすい論点|原価がブレる原因トップ5

ここは、途中で挫折しないための“転ばぬ先の杖”です。原価計算が合わないときは、計算が間違っているというより、前提(扱い方)がズレていることが多いからです。

原因1:可食部(歩留まり)を無視している

たとえばキャベツの芯、ねぎの根元、魚の骨などは食べません。つまり、購入重量そのままだと、実際より原価が低く出ることがあります。家庭ならまず野菜は10%控除くらいのルールで十分です。

原因2:調味料をゼロ扱いにしている

しょうゆや油は少量でも、毎日積み上がります。とはいえ、毎回1円単位で追うのは大変なので、最初は「調味料枠=1食20〜40円」のように、固定で置くと続きやすいです。

原因3:米・麺の「乾→茹で後/炊飯後」を混同している

米や乾麺は、水を吸って重量が増えます。したがって、単価を作るときは乾燥状態(購入時)で統一し、1食あたりの乾燥量を決めて計算するとブレません。

原因4:特売の値段に引っ張られている

特売は嬉しい一方で、単価がブレやすい要因でもあります。そこで、単価は「直近3回の平均」や「だいたい単価」を採用し、特売は“ラッキーボーナス”として考えると、管理が安定します。

原因5:残り食材(在庫)の扱いが曖昧

買ったのに使い切っていない食材は、次回以降へ持ち越します。つまり、原価計算は「買い物の合計」ではなく、あくまで使用量ベースで見るのが正解です。

例題|料理 原価 計算の計算例(3問)

ここからは、実際に手を動かして感覚をつかむパートです。数字はきっちり合わなくても大丈夫。むしろ、例題を通して「どこにお金が乗っているか」が見えるようになるのがゴールです。

例題①:鶏の照り焼き(2人前)

まずは定番の照り焼きです。ここでは、鶏肉と調味料の単価を作り、使用量を掛けて合計します。

材料 購入条件 単価 使用量 材料費
鶏もも肉 600g / 780円 1.30円/g 300g 390円
しょうゆ 1000ml / 300円 0.30円/ml 30ml 9円
みりん 1000ml / 400円 0.40円/ml 30ml 12円
砂糖 1000g / 250円 0.25円/g 10g 3円(2.5円を四捨五入)
900ml / 500円 0.56円/ml 5ml 3円(2.8円を四捨五入)
合計(料理の原価) 417円

1人前原価:417円 ÷ 2人前 = 208.5円 → 約209円
※家庭では端数は「四捨五入」か「5円単位」など、ルールを決めておくと続きます。

例題②:野菜たっぷりカレー(6食分・作り置き)

次は作り置きの代表、カレーです。ポイントは、1回でたくさん作る料理ほど、「出来上がり食数」で割ると原価が一気に見えることです。

材料 購入条件 単価 使用量 材料費
豚肉 1000g / 1200円 1.2円/g 400g 480円
玉ねぎ 1000g / 300円 0.30円/g 400g 120円
にんじん 500g / 180円 0.36円/g 200g 72円
じゃがいも 1000g / 250円 0.25円/g 300g 75円
カレールウ 200g / 250円 1.25円/g 100g 125円
900ml / 500円 0.56円/ml 10ml 6円(5.6円を四捨五入)
合計(カレーの原価) 878円

1食あたり(カレーのみ):878円 ÷ 6食 = 146.3円 → 約146円

さらに、ごはん込みで計算すると「普段の1食」がより現実に近づきます。そこで、米も足してみます。

ごはんの追加(例)

米:5,000g / 4,000円 → 0.8円/g(乾燥)

6食分の目安(乾燥米):約390g → 0.8×390=312円

カレー+ごはん合計:878円+312円=1190円
1食あたり:1190円 ÷ 6食 = 約198円

例題③:朝食(卵かけご飯+味噌汁)1食

最後は“軽いメニュー”の例です。こうした料理は一食あたりが安い一方で、毎日積み上がるので、月単位で見ると差が出ます。

項目 前提 材料費
ごはん 乾燥米65g(0.8円/g) 52円
10個 / 280円 28円
しょうゆ 0.30円/ml × 5ml 2円(1.5円を四捨五入)
味噌 500g / 350円 → 0.70円/g × 15g 11円(10.5円を四捨五入)
だし顆粒 100g / 300円 → 3円/g × 2g 6円
わかめ 50g / 200円 → 4円/g × 1g 4円
ねぎ 100g / 100円 → 1円/g × 5g 5円
合計 79円

※具材や価格は一例です。大切なのは「同じルールで計算する」こと。そうすると、比較がブレません。

無料テンプレ配布|家庭用「料理 原価 計算シート」

計算が続かない最大の理由は、入力が面倒だからです。そこで、家庭向けは“同じ表に入れるだけ”の形が正解。ここでは、Excel/Googleスプレッドシートどちらでも作れるように、列設計と数式の考え方をセットで置きます(このままコピペで使えます)。

テンプレでできること(家庭向けの最小機能)

まずは最小限で十分です。むしろ、機能を増やしすぎると続かなくなります。

  • 単価(g/ml)を自動計算
  • 使用量から材料費を自動計算
  • 合計→食数で1人前原価を自動計算
  • メモ(特売・歩留まり・代替)を書ける

列または行(項目)テンプレ:この形にすると迷わない

次の列を作ると、1枚で完結します。さらに、毎回同じ順に入力できるので、作業が早くなります。

列名 入力例 役割
食材名 鶏もも肉 材料を識別
購入量 600 g or ml(単位は別列でもOK)
購入価格 780
単価 (自動) 購入価格÷購入量
使用量 300 g or ml
材料費 (自動) 単価×使用量
カテゴリ たんぱく質 あとで分析しやすい
メモ 特売 単価ブレの理由を残す

数式(Sheets/Excel共通の考え方)

数式は難しく見えますが、やっていることは割り算と掛け算だけです。したがって、ここさえ作れば、あとは入力するだけになります。

  • 単価:購入価格 ÷ 購入量
  • 材料費:単価 × 使用量
  • 合計:材料費の合計
  • 1人前原価:合計 ÷ 食数

原価を下げる実践テク|我慢より“設計”

原価が高いと分かったとき、いきなり我慢に走ると続きません。むしろ、原価が下がるのは「行動」ではなく仕組みを変えたときです。そこで、家庭で効果が出やすい“設計”だけに絞って紹介します。

固定レパートリー化で、買う種類を減らす

まず効くのは、使う食材を固定して回すことです。たとえば、鶏・卵・豆腐・缶詰・冷凍野菜を軸にすると、ムダ買いが減り、原価が安定します。

食品ロスを減らすと、原価は一気に下がる

同じ予算でも、捨てている分が減れば実質の原価は下がります。だからこそ、余りがちな野菜は「スープ枠」「味噌汁枠」に入れて回すと、最後まで使い切りやすくなります。

高くなりやすい料理は「別枠」で扱う

揚げ物(油)やステーキ(肉)、スイーツ(バター・乳製品)は原価が跳ねやすいメニューです。そこで、こうした料理は“ご褒美枠”として月回数を決めるだけでも、家計が安定します。

料理の原価計算FAQ(よくある質問)

最後に、料理 原価 計算でよく出る疑問をまとめます。ここを先に潰しておくと、途中で止まりにくくなります。

Q. 調味料は毎回きっちり計算するべき?

結論、最初は不要です。まずは「調味料枠(例:1食20〜40円)」を置き、慣れてきたら油・しょうゆなど“金額が乗りやすいもの”だけ単価化すると続きます。

Q. 料理の原価計算で特売品の単価はどう扱う?

特売はブレの原因になりやすいので、単価は「直近3回の平均」または「だいたい単価」で固定するのがおすすめです。特売で安かった分は、家計的にはしっかり得をしています。

Q. 米の原価はどう出せばいい?

乾燥米(購入時)のg単価で統一し、1食あたりの乾燥量を決めるのが最短です。たとえば「乾燥米65g=ごはん約150g」というように、家庭の固定ルールにするとブレません。

Q. 光熱費も入れるべき?

家庭の目的が「食費の見える化」なら、まずは材料費だけでOKです。もし比較を厳密にしたいなら、1食あたり「+10〜30円」などの固定枠として扱うと、管理がラクです。

参考リンク(一次情報・公式)

原価計算そのものは計算技術ですが、購入量(内容量)や期限表示など、土台となる情報は公式の一次情報で押さえておくと安心です。必要なときに確認できるよう、代表的なページをまとめます。

※リンク先は更新される場合があります。最新情報は各公式ページでご確認ください。

まとめ|原価を見える化すると自炊がラクになる

料理の原価計算は、節約のためだけの作業ではありません。むしろ、数字にすると「どこを変えればラクに安くなるか」が分かるので、献立の意思決定が軽くなります。だからこそ、まずは1品だけ、今日の夕飯で試してみてください。

  • 家庭の料理 原価 計算は「材料費の合計÷食数」が基本
  • 単価(g/ml)を作ると、節約ポイントが見える
  • 例題レベルの計算で十分。完璧より継続が勝ち
  • テンプレ化すると、入力するだけで回る

関連情報
料理上手の三本柱は計画性・食材準備・無駄を出さない
これができれば料理上級者

最終更新:2025-12-21/本記事は家庭向けの原価計算(材料費中心)として一般的な方法をまとめたものです。目的(節約・家計・比較)に合わせて無理なく調整してください。

※本記事は情報提供を目的としています。価格は地域・時期で変動します。計算ルール(四捨五入、調味料枠など)はご家庭の運用に合わせて統一してください。

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