迷わない献立テンプレ:主菜・副菜・汁物の組み合わせ表&置き換え術
「今日なに作る?」が一番しんどい——その悩みは、レシピ不足ではなく“組み合わせの型”がないだけです。そこで本記事では、主菜・副菜・汁物をテンプレ化し、食材・味付け・調理法を置き換えて回す方法を、表つきでわかりやすくまとめます。さらに、忙しい日でも折れない「回し方」も用意しました。
まず結論|献立のテンプレは「主菜→副菜→汁物」で固定すると迷わない
結論から言うと、献立の意思決定は「主菜→副菜→汁物」の順に固定するのが最速です。というのも、主菜(たんぱく質)さえ決まれば、副菜は「野菜を足すだけ」、汁物は「不足を埋めるだけ」になり、迷いが一気に減るからです。さらに、味付けを和・中・洋(+辛・酸)で回せば、同じ食材でも飽きにくくなります。
- 主菜:たんぱく質を決める(肉・魚・卵・豆)
- 副菜:野菜を足す(火を使わない系を混ぜるとラク)
- 汁物:不足を埋める(野菜・きのこ・海藻で調整)
迷わない献立のためのテンプレ基本ルール3つ
ここからは、テンプレを“実戦で回せる形”にするためのルールです。難しい話ではなく、どれも「毎回こうする」と決めるだけ。だからこそ、続けるほどラクになります。
ルール①:同じ調理法をかぶせない(焼く×焼くを避ける)
まずは作業負担の話です。主菜が「焼く(フライパン占有)」なら、副菜は「和える/蒸す/レンジ」に寄せると、同時進行がスムーズになります。逆に、焼く×焼くにすると、フライパン待ちが発生してバタつきやすいので注意しましょう。
- 主菜:焼く → 副菜:和える/レンジ → 汁物:小鍋(これが最短)
- 主菜:煮る → 副菜:焼く/炒める(コンロの役割分担ができる)
ルール②:色で整える(赤・緑・黄+白)
次に“見た目の完成度”です。味が同じでも、色が整うだけで「おいしそう」に見え、満足感も上がります。そこで、赤(トマト等)・緑(葉物)・黄(卵等)に、白(ごはん/豆腐)を足す——まずはこの型だけ覚えると、献立がプロっぽく整います。
- 赤:トマト、パプリカ、にんじん など
- 緑:ほうれん草、ねぎ、ブロッコリー など
- 黄:卵、かぼちゃ、コーン など
- 白:ごはん、豆腐、大根 など
ルール③:汁物は“調整役”にする
最後に汁物です。汁物は「メイン級の料理を増やす」枠ではありません。むしろ、主菜と副菜で不足しがちな野菜・きのこ・海藻・水分を補う“調整役”。味噌汁・中華スープ・コンソメの3系統を持つと、迷わず回せます。
テンプレ①|主菜(たんぱく質)を5タイプに固定する
ここが一番効きます。というのも、献立で迷う原因の大半は「今日は肉?魚?卵?それとも…」という主菜決めにあるからです。そこで、主菜は5タイプに固定し、あとは味付けだけ変える形にしましょう。
- 鶏:照り焼き/塩こうじ焼き/レモンペッパー
- 豚:生姜焼き/味噌炒め/しゃぶしゃぶ(冷でもOK)
- 魚:塩焼き/煮付け/缶詰(サバ缶・ツナ)
- 卵:オムレツ/炒り卵/卵とじ
- 豆:豆腐ステーキ/麻婆“風”/厚揚げ炒め
コツ:最初から5タイプ全部を回さなくてOKです。まずは「鶏・卵・豆腐」の3つだけでも、迷いは大きく減ります。
テンプレ②|副菜は「火なし2系統+火あり1系統」で揃える
次に副菜です。副菜で頑張りすぎると、続けるほど疲れます。そこで、最初から「火を使わない」を主役にして、気分と余裕に合わせて“火あり”を足す設計にしましょう。
火を使わない副菜(最優先で持つ)
忙しい日の自炊を救うのは、火を使わない副菜です。切って和えるだけで成立するため、最短で栄養と満足感を足せます。
- 塩もみ(きゅうり/キャベツ)+ごま油
- トマト+塩+オリーブ油(またはポン酢)
- 豆腐+薬味(ねぎ/大葉/のり)
レンジ副菜(時短の柱)
「包丁が面倒」な日でもレンジなら続きます。特に冷凍野菜は、ムラなく野菜を足せるので“献立の保険”になります。
- ブロッコリー・ほうれん草(冷凍OK)+醤油/ごま
- にんじんラペ(酢+油+塩)
フライパン副菜(主菜と同時に)
余裕がある日は、フライパンで“香り系”を足すと満足度が上がります。とはいえ、工程は増やさず「さっと炒める」系に限定するのがコツです。
- きのこバター醤油
- キャベツのさっと炒め
テンプレ③|汁物は「味噌・中華・洋」の3本で回す
汁物は、具の型さえ決めれば“味付けを変えるだけ”で成立します。つまり、献立に悩む日ほど、汁物をテンプレにしておくと助かります。
- 味噌汁:玉ねぎ+きのこ+豆腐(ここ固定)
- 中華スープ:卵+ねぎ+わかめ
- コンソメ:キャベツ+ベーコン(またはツナ)
ポイント:汁物は“具で栄養を調整”する枠。迷ったら「豆腐 or 卵」「きのこ」「海藻」のどれかを足すと整いやすいです。
組み合わせ表|主菜×副菜×汁物の“迷わないセット”10
ここが本記事のメインです。まずはこの10セットだけでOK。なぜなら、テンプレは“持っているだけ”で迷いが減り、続けるほど自分好みに置き換えられるようになるからです。表はスマホ保存・印刷推奨です。
セット表(まずはこの10本)
| 主菜 | 副菜 | 汁物 | 味の系統 | 所要目安 |
|---|---|---|---|---|
| 鶏の照り焼き | トマト塩オイル | きのこ味噌汁 | 和 | 15〜20分 |
| 豚こま生姜焼き | キャベツ塩もみ | わかめ味噌汁 | 和 | 15分 |
| 鮭の塩焼き(or サバ缶) | ほうれん草おひたし(レンジOK) | 豆腐味噌汁 | 和 | 15〜20分 |
| 豆腐ステーキ(ねぎだれ) | にんじんラペ | 卵中華スープ | 和×中 | 15分 |
| 卵とじ丼(主菜兼主食) | きゅうり塩もみ | 味噌汁 | 和 | 10〜15分 |
| 鶏むねレンジ蒸し | ブロッコリー(レンジ)+レモン | コンソメスープ | 洋 | 12〜15分 |
| 麻婆“風”豆腐 | トマト(またはもやしナムル) | ねぎわかめスープ | 中 | 15分 |
| ツナ玉チャーハン | 冷ややっこ(薬味) | 中華スープ | 中 | 10〜15分 |
| サバ缶トマト煮(or パスタ) | キャベツのコールスロー“風” | コンソメスープ | 洋 | 15分 |
| 豚こま味噌炒め | トマト or きゅうり | 具だくさん味噌汁 | 和 | 15分 |
コツ:セットは「料理名」で覚えなくてOKです。“味の系統(和/中/洋)”だけ意識すると、置き換えが一気にラクになります。
置き換え術|同じテンプレを無限に増やすルール
テンプレが強い理由は、置き換えで“増殖”できるからです。とはいえ、闇雲に変えると逆に迷います。そこで「替える場所」をルール化して、いつでも戻れる形にしておきましょう。
置き換え①:主菜のたんぱく質を横スライド(肉↔魚↔卵↔豆)
まずは材料の置き換えです。味付けを同じまま、主菜の素材だけ横にずらすと、別料理に見えるのに失敗しにくい形になります。
- 鶏むね → 鶏もも/豚こま/厚揚げ
- 鮭・サバ → サバ缶/ツナ缶/卵
- 豆腐 → 厚揚げ/ひき肉少量プラス(満足度UP)
置き換え②:味付けだけ替えて“別料理化”(和・中・洋の3レーン)
次に、最も効果が高いのが“味付けスイッチ”です。同じ食材でも、和→中→洋に切り替えるだけで飽きにくくなります。
- 和:醤油+みりん/味噌+砂糖(少量)
- 中:酢+ごま油/オイスター+にんにく
- 洋:トマト+チーズ/バター+レモン
- 辛・酸(アクセント):豆板醤/ラー油/レモン/酢を“数滴”
置き換え③:副菜は「生→レンジ→炒め」で負荷調整
忙しい日は“生(切るだけ)”に寄せ、余裕がある日は“炒め”に寄せる。これだけで、自炊の継続率が上がります。
置き換え④:汁物は“具で栄養を調整”する
最後に汁物です。味は変えなくてOK。具だけを足すと、栄養が安定します。
- 野菜不足 → 冷凍ブロッコリー/きのこを足す
- たんぱく質不足 → 卵/豆腐を足す
- 食物繊維不足 → わかめ/切り干し大根(戻して投入)
買い物テンプレ|固定食材リスト(最小で回す)
献立の迷いは、買い物の迷いとセットです。だからこそ、買うものも固定すると“考える量”がさらに減ります。まずはベースだけ固定し、気分で味変アイテムを足す形にしましょう。
毎週の固定(例)
- 卵/豆腐/鶏肉(or 豚こま)
- 玉ねぎ/キャベツ/にんじん/きのこ
- 冷凍野菜(ほうれん草 or ブロッコリー)
- 味噌・醤油・酢・ごま油・塩こしょう
あると楽なストック
- サバ缶・ツナ缶
- トマト缶・カレー粉・粉チーズ
- 薬味(ねぎ/大葉/しょうがチューブ)
1週間の回し方|献立「5日テンプレ+2日救済」で折れない
最後に“回し方”です。平日をテンプレで固め、週末は冷蔵庫整理にすると、疲れていても自炊が続きます。さらに、どうにも無理な日は「救済枠」を発動すればOK。ゼロの日を作らないだけで、習慣は崩れにくくなります。
週間テンプレ例(そのまま使える)
- 月:豚こま生姜焼き+塩もみ+味噌汁
- 火:鶏むねレンジ蒸し+ブロッコリー+コンソメ
- 水:サバ缶トマト煮(or パスタ)+コールスロー“風”
- 木:麻婆“風”豆腐+トマト+中華スープ
- 金:救済枠(納豆豆腐丼/ツナ缶うどん/卵かけごはん+汁)
- 土:冷蔵庫整理(焼きうどん/鍋/カレー)
- 日:好きなもの(外食・作り置き・翌週の準備)
ポイント:週のどこかに“救済枠”を入れておくと、忙しい週でも折れにくくなります。
FAQ(よくある質問)
Q. 献立のテンプレだと飽きませんか?
飽きる原因は材料より“味付けが同じ”ことです。そこで、材料は固定でOK。その代わり、味を和→中→洋で回し、さらにレモンや酢で“後味”を変えると飽きにくくなります。
Q. 栄養バランスが心配です
主菜=たんぱく質、副菜=野菜、汁物=不足調整(豆腐・きのこ・海藻)と役割を固定すれば、細かい計算なしでも崩れにくくなります。まずは「毎食どれかでたんぱく質」「野菜を1品」の2つだけでも十分に前進です。
Q. 忙しい日はどこを省けばいい?
最短は、副菜を“生の1品”に落とし、汁物はインスタント+具を足す形です。つまり「ゼロにしない」ことが最優先。テンプレは“やめない仕組み”として使うのが正解です。
参考リンク(一次情報を中心に)
健康・栄養・安全の判断は、一次情報を1本押さえておくと安心です。必要なときにすぐ確認できるよう、公式リンクをまとめます。
※リンク先は更新される場合があります。最新情報は各公式ページでご確認ください。
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